第１１回放送　平成２７年２月２６日（木）午後２時２５分～

介護保険セミナー

平均寿命と健康寿命について

現在の日本は、世界一の長寿国（女性８６．３０歳で第一位、男性７９．５５歳で第四位）になっており、これからますますの超高齢化社会が進んでまいります。
高齢になっても元気に暮らしたいという概念から、日常生活を健康的に送ることのできる期間のことを「健康寿命」と言いますが、「平均寿命」から「健康寿命」を引いた期間がいわゆる介護が必要となる期間となり、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味してるのです。

上記の表から、男性で約９年、女性で約１３年、何らかの介護が必要になっています。では、国内のおける岡山県の実態は、どうなってるのでしょうか？

平均寿命は上位に位置づけされてますが、健康寿命はあまり良くない結果がでています。

高齢化率について参考までに載せておきます。
高齢者(65歳以上)の多い都道府県については、岡山県は第19位で、1位東京都、47位鳥取県で人口の多いところに高齢者も多いということでしょうか。高齢化率(65以上の割合)についてみてみますと、1位秋田県(29,56%)、2位島根県(29,06%)、 3位高知県(28,76%)、岡山県は、22位(2514％)で、最下位47位は沖縄県(17,37%)でした。
今回、介護保険セミナーの講師は、鹿児島県さつま町(高齢者率約35％)で開業されてますが、岡山県内ですと、高梁市や美作市と同じです。ちなみに倉敷市の高齢者率は、22,64%です。



第１５回介護保険セミナーのご案内と参加申し込み書

家族の絆プロジェクト

岡山県歯科医師会では、東日本大震災時、身元確認作業に歯科医師の活動が大きな役割を果たしたことは周知の通りですが他方、歯科医院の震災等により患者情報の確保が困難であったことも事実です。このことを踏まえ口腔内情報を一元化し、記録に残す「家族の絆プロジェクト」を立案いたしました。被災時の身元確認作業の迅速化と効率化に向け県民の口腔内記録を保存し、データバンクを構築したいと考えております。

次回も乞うご期待！